自尊心をテーマに、前章より引き続き、私自身の体験を元にご紹介したいと思います。

→ 前章「自尊心が低い原因」

「自分に自信がある」「自尊心が高い」という度合いは、自分からはなかなか見えにくいものです。

ですが、他人を見るととてもわかりやすくなります。

私自身の体験ですが、以前の記事にも登場した職場の上司が、この自尊心について考えさせてくれる良いモデルになっています。

その上司は、ことある毎に自慢話をしたがるのですが、その後に、周囲に「すごいですね」「さすがですね」というリアクションを暗に求めているのが感じられます。

最初は私も話を合わせていたのですが、ある時、私が自分のことを話し出した時、あからさまに否定されるような言葉を投げつけられました。

このようなタイプの人は、じつは無意識レベルでは自分に自信がなく、常に周りからの承認を得ていないと安心できないといえるでしょう。

そして、自分が周囲の人々よりも社会的に上の立場に立った時、これまで満たされてこなかったインナーチャイルド(癒されていない子どもの部分)が、暴走するようになります。

集団のトップに君臨したり、権力を握った途端、それまでは見せなかった幼稚な振る舞いをするようになる人は、このようなパターンに当てはまります。

これまで抑圧されてきた、「認められたい」「愛されたい」「褒められたい」「注目されたい」という欲求が、一気に子どもっぽい形で現れてしまうのです。

それは、コンプレックスの裏返しともいえます。

このような言動や行為は、周囲に影響を与えます。

上司の未熟な言動や振る舞いを認め、コンプレックスに触れないように気を遣わなければならない状況は、周囲の人や部下にとってはかなりのストレスになるでしょう。

これは、上司の「感情的な面倒を見る」状態になります。

裏を返せば、その上司は部下に対し「自分の親になって、面倒を見てくれ」と暗に要求しているようなものです。

このような上司を相手にしていれば、部下はストレスを受け続け、いずれは心身症、さらにはうつなどの深刻な症状に陥ることも考えられます。

また、このような上司は、パワー・ハラスメントやモラル・ハラスメント、セクシャル・ハラスメントの加害者になりやすいタイプともいえます。

自身の社会的な立場を利用し、相手をコントロールできると思い込んでしまうのです。

そして、その要求はどんどんエスカレートしていきます。

これは、親子関係などにも当てはまることです。

このような問題の対策については、次章でまた見ていくことにしましょう。

→ 次章「自尊心を高めるには」

自尊心が低い人の特徴についてはこちらをご参考になさってください。

→ 自尊心が低い人の特徴は?(自尊心チェック)

自尊心について詳しく知りたいという方は、こちらをご参考になさってください。

→ 自尊心とは?意味と特徴・自尊心の高め方について

職場のパワハラやいじめなど、人間関係の悩みを改善したい方は、こちらもご覧になってみてください。

→ 人間関係で心を軽くする10の方法

自尊心を高めるための方法が知りたい方は、こちらも併せてご覧になってみてください。

→ 自分を愛する方法・自尊心を高める方法はこちら