摂食障害は文字通り、食べることに関する障害です。
症状が長引くにつれ、栄養失調が進行してしまいます。
食べ物を取り入れられないので、体には次第に次のような症状が起こりやすくなります。
□ 生理が止まる
□ 貧血
□ 骨粗鬆症
□ 心臓や脳の委縮
□ むくみ
□ 腹部膨張感
□ 低カリウム血症
□ 低血糖症
□ 味覚障害
□ 脱水症状
□ 脱毛
低栄養状態がつづくことにより、ホルモン分泌の異常や、内臓機能低下、組織の異常などが見られ、特に、たんぱく質とブドウ糖の欠乏が見られるようになります。
これを補うためには、やはり、できるだけ普通の食事を摂れるように努めるのが理想です。
もし、拒食症の症状が深刻な場合には、食事が摂れなくなっていることもあるでしょう。
そのような場合にも、専門家の指示に従いながら、少しずつでも食べられるように取り組まれることが理想です。
管理人が摂食障害の回復に心がけた食事 ~そば
私の場合で言いますと、栄養不良を改善するために最も効果的だったのは、そばと発芽玄米でした。
摂食障害の最中にも、そばが無性に食べたくなり、時々食べていました。
おそらく、体が栄養を欲していたのでしょう。
そばは、そばの実を殻ごと挽いた、大変栄養価の高い食品です。
そばの良質のたんぱく質は、体に必要なアミノ酸を豊富に含みます。
ビタミンB1は疲労回復に、B2は皮膚や粘膜を保護します。
また、ルチンにはポリフェノールが含まれており、体の抗酸化力を高めます。
さらに、そばには免疫機能を高めると話題になっている LPS(リポポリサッカライド)が豊富に含まれています。
摂食障害で栄養不足になると、全身の免疫系がダメージを受け、病気や疾患にかかりやすくなります。
また、風邪や肌荒れ、口内炎、アレルギー、疲れやすさなどの慢性的な症状が出やすくなります。
LPS(リポポリサッカライド)を摂ることで、身体の免疫細胞を活性化させることができるため、基礎体力を高めることにつながります。
そば粉の割合が多いほど LPS(リポポリサッカライド)が多く含まれていますので、十割そばを選んで食べるようにすると免疫系の強化に役立つでしょう。
それから、摂食障害の間も、毎朝ヨーグルトとプルーンだけは習慣として欠かしませんでした。
ヨーグルトは発酵食品で、腸内の善玉菌を増やします。
プルーンは鉄分を豊富に含みます。
また、カロリーもそれほど高くないので、安心して食べられます。
これらの食品を参考にしていただき、食べられる範囲から、栄養を少しでも体に取り入れる習慣を心がけるためのご参考にしていただければと思います。
また、こちらの記事も併せてご参考になさってください。
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