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アダルトチルドレンは、次の2つのタイプに分けられます。

1. 機能不全家族のうち、親に肉体的、精神的に虐待され続け、自己肯定感を全く得られない状態で育ったアダルトチルドレン

このタイプは、親からマイナスの態度や言動を取られ続けたり、または無関心や無視という態度が続いたことにより、強烈な自己否定が拭えなくなります。

2. 機能不全家族のうち、家庭内のメンバーの仲が悪かったり、冷たい空気が漂っているなど、何か問題を抱えていて、そのため唯一子どもが、バランスの取れた大人として振る舞わなければいけなかったアダルトチルドレン

このタイプは、親から条件付きのプラスの反応を与えられ、子どもらしく振る舞うことは認められない状態が続いた人です。

上記の1タイプのアダルトチルドレンは、何をやっても自分の存在を全否定されることが多い状況で育ってきています。

その環境で生きていかなければならない子どもは、周囲に気を遣って自分を押し殺し、表面上は何事もないように見せる術に長けていきます。

そのため、周囲の感情の起伏や評価を読み取る能力が磨かれ、感受性が敏感になっていきます。

しかし、反面で空虚感を抱え、それを満たすために暴飲暴食、過度の喫煙、買い物、恋愛、仕事などに没頭し、依存症に発展することが珍しくありません。

さらに自暴自棄で自己破壊的な行動を起こすようにもなり、長期の引きこもりや暴力、自傷行為、自殺などに走ることもあります。

2タイプのアダルトチルドレンは、常にゴールを設定され、それをクリアすれば褒めてもらえたり、認めてもらえる、いわばサーカスで調教されているように育てられています。

親を喜ばせるため、目標に向かって、常軌を逸して見えるほど努力をします。

これは、親の願望が自分の願望であると、いつしか錯覚を覚えてしまっている場合もあります。

親から見れば、聞きわけがよく、成績も態度もいい手のかからない良い子であり、家族の中でもいちばん大人のように見えます。

しかし、このような態度は、大人になってから共依存症を招く温床となっているのです。

忍耐強く、自分のことは後回しにしても周囲のために尽くし、認められようとする苦しい努力は、その後の人生でも、同じようなパターンを無意識に引き寄せるようになっていきます。