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私たちの心の中、潜在意識の中には、インナーチャイルドが存在してるといわれています。

インナーチャイルドとは、「自由にのびのびと振る舞うことを許されなかった、傷ついた子どもの部分」のことです。

子どもは誰でも、子どもらしく過ごすのが本来の姿です。

感情や興味を自由に表現し、疑問や納得できないことについて素直に話し、自分の感覚で人を信じたいというのが、自然な願いです。

こうした本来の姿でいられる子どものことを、ワンダーチャイルドといいます。

そして、機能している家族とは、無条件で愛情が与えられ、安心できる場所を提供している家族のことをいいます。

このような家族の中では、子どもは楽しい時には喜び、悲しい時には泣き、必要な時には助けを求めても、自分は安全だと感じられます。

また、甘えたり、頼ったり、不満を訴えたり、疲れた時には休むといった、当たり前の感情や行為が受け入れられていると、安心してワンダーチャイルドでいられるのです。

しかし、それが得られない家族の中では、子どもはこのようにのびのびと振る舞う機会を失ってしまいます。

そして、自分のことは後回しにして、気持ちを抑え込んでまで家族の中で別の役割を演じ始めるのです。

これが、ワンダーチャイルドに対してインナーチャイルドと呼ばれる、偽りの自分の姿となっていきます。

子どもにとって、親が安心していること、家族が穏やかでいることが、子ども自身の安全を守ることになるのです。

そのために、インナーチャイルドとなった子どもは、健気ともいえるほどの努力を傾けて、親が喜んでくれるように一生懸命に振る舞うようになります。

こうして子ども時代に身につけた役割は、大人になっても潜在意識に深く根付いています。

それが、自分がこれまで生き抜いてくる手段だったためです。

そして、何か問題が起こった時に、このインナーチャイルドが意識の上に顔を出すようになり、大人として自由に生きていくことを阻んでしまうことがあります。